ほとんどの人は
「おならが出るのは健康な証拠」というのをこれまでに
聞いたことがあるのではないでしょうか?
おならは我慢すると身体のためによくないので、ためずに出しなさいという意味合いでも、
「おならは健康な証拠」と言われてきたようですね。
しかし、現在では、そうとばかりは言っていられなくなっています。
例えば、ストレスはおならを増やすと言われているんです。
ストレスはそれ自体では即病気といえるものではないですが、さまざまな
病気の原因となることはよく知られていますよね。
それに、便秘もおならの量が増える原因です。
便秘も余程ひどくない限りは病気とはいえないでしょうが、やはり
色々な悪影響を及ぼします。
また、意外なようですが、便秘とは真逆の下痢を繰り返す過敏性大腸炎という病気でも
ガスが増えると言われているんです。
しかし一番怖いのは、大腸がんでしょう。
大腸がんの時にも、便が出にくくなったりするためにおならの量が増えます。
おならの殆どは、食事の際に摂取してしまう空気です。
でも、食物を消化する際にもガスが発生するため、胃腸などの消化器官に
何らかの異常があったり、胃腸の働きを阻害する交感神経の働きが
鈍ったりすることにより、おならの量が増えると言われています。
おならの量が増えることは、誰にでもあることです。
ただ、それが一過性ではなく長く続き、食事内容の改善などを行なっても
うまく改善しないような場合には、何らかの病気を疑ったほうがいいかもしれません。